最近はInstagramに画像をアップするお手軽さにかまけて、ちょっとブログ更新が停滞しておりました。申し訳ありません。
さて、えんじろうは先日ひさしぶりに愛知県の豊田市に行ってまいりました。
りょうこさんが元々働いていた職場で演奏のお仕事をいただき、音心で行ってまいりました。
庭ではようやく花を広げたスイセン?が、重たそうにたくさんの花びらを抱え込んでいます。
そんな花に見送られながら、移動開始。
こういう景色を見ると、愛知に来た気分になります(本当に来ていますが)
自分たちの機材を持込で演奏するのは、ちょっと久しぶり。
前日に機材点検をしたりして、体調管理もなんとか。最近は響きを加えるにしても、その環境にあったものを加える意識を持つようになりました。ついこの間までは「どこでも同じ音心品質の音作り」なんてこだわりで挑んでいたのですが、生音をたくさん経験するうちにちょっと考え方が変わってきました。その場の空気をみんなで楽しむ。・・・音心も地味かもしれないですが、進化しているんですよ(自分たちだけでも言わないと)
演奏は50分程度でしたが、先方からの非常にたくさんのリクエストを頂いておりました。
割とギリギリだったので大急ぎで仕込みをして、なんとか間に合わせたという状況。我々もちょっとドキドキしながらのご披露でしたので、そのドキドキ感を共有して楽しんで頂けるようにおしゃべりを考えました。
重度の障害者施設でしたので、利用者の皆様にとって音の刺激が強すぎないように・・・。なんていうのは思い込み。
自分たちが良いと信じる音は理屈を超えてちゃんと伝わるということを、改めて思いました。
リクエストということもあり、皆様積極的に参加したり体の小さな動き(本人にとってはおそらく最大の動き)をしてくださったりで、参加してくれているということが物音を介して僕の耳に届くと、とてもうれしく温かい気持ちになりました。
ずっと曲に同調してリズムを打ってくれる人。歌で参加してくれる人。踊りに来てくれる人・・・。僕らがやっている「音楽」というのも、そんな手段のただのひとつに過ぎないんだ。そんな風に思いました。
僕はこの楽器達によって、手段を与えてもらっている。ありがたい話です。
さて、皆様とお別れした後も、この日はたくさんの予定を入れていました。
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posted by えんじろう at 17:11|
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