世の中には続けているといつの間にか「やって当たり前」になってしまうことがたくさんある気がします。
朝起きたら「おはよう」と挨拶をすることは当たり前。
それをし始めた頃はなんだか嬉しい気分になったものかもしれないが、
いつの間にか何も感じなくなってしまう。
僕はそれをちょっと悲しいと感じます。
仕事が成功したのならその時点でまず「ありがとう」がきても良いのではと思いますが、
いつの間にか「それはやって当たり前のこと」となり、
間違えたり失敗した時にばっかり大目玉となるのですよね。
そんな流れに逆らいたい!
今日は買い出しにプレ葉ウォークというとあるショッピングセンター(とあるになってない)に行ってきたのです。
店舗の合間合間にあるバックヤードとの空間を隔てる扉。
音心も以前こちらで演奏した際にお世話になった扉です。
ここから出る人が、
見ているといつも写真の足のマークがあるところで一旦止まるのです。
それはもうまるで床が滑り止めになっているかのようにピッと止まってそれから左右に移動していきます。
すごーく気になったので、
しばらく観察していました(暇人め)
そしてわかったのです。
上半身を見てみると、
止まった瞬間に頭を下げているのです。
バックヤードとお客さんの領域を隔てるこの線で、
まずお辞儀をしてから外に出る。
と思ったら中に戻ってゆく人もこのマークのところで立ち止まり、
クルッと回ってお辞儀をしてまた向き直って中に消えてゆくのです。
ご本人にとってはもう「当たり前」の動作になっているのかもしれませんが、
日本人らしい礼儀正しい美しい習慣だなあとやたらと感じ入るものがありました。
自分のことは言いづらいけど、
いいなと感じる人のやることはたくさん伝わってほしい。
だからこの感動を良いニュースとして今日は書きたくなりました。
誰もが大変な生活を強いられていることと思いますけど、
小さくても素敵に感じる瞬間を見逃さずに生活していたいなって・・・。
思いませんか?
本日公開の「なごり雪」も、
皆様から反響のお声を賜っております。
「元気をもらった」だとか「大好きな曲で涙が出てきた」とか・・・。
ちゃんと心に届いたんだと感じさせてもらえた時、
この企画やってよかったなと感じます。
8日までの公開ですから、
是非お早めにご覧下さい。
posted by えんじろう at 18:55|
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