先日朝食のためにご飯を炊いていた時の話です。
ご飯が炊き終わった瞬間に合図の音がなるのですが、
この日は一瞬音がなってそのまま止まってしまいました。

炊飯器を見ると保温がついておらず、
そのまま止まってしまっている様子。
実はこの炊飯器「National」時代のもので、
型番を調べるとなんともう20年前に作られたものです。
その液晶画面は汚れではなく表示そのものが真っ黒に鳴ってしまい、
強力LEDライトで照らしてなんとか表示が読めるかどうかという有様。
でも今でも現役で素晴らしいご飯を炊いてくれるから、
食の中心に座り続けています。
その画面を一生懸命見てみると、
なんとそこに「U12」というエラーコード。
これはお釜やその周辺の汚れなどで表示されるそうで、
ようするに炊飯器はこう言っているのです。
あんた最近大根炊き込みご飯とかやったくせに丁寧に洗わなかったでしょ?そんな態度を続けているならもう仕事してやんないぞ。
というわけで見違えるほどきれいに洗って、
また頑張ってもらうことになりました。
で本題ですが、
そうやって朝保温が解除されていたことをうっかり忘れて夜。
夕飯をよそおうとしてやっと気が付きました。
でももういいやとそのままよそって食べたのですね。

これが絶品!
僕は昔から仏さんのご飯は美味しいと思っていたのですが、
それと同様の美味しさがこの「お冷」にあったのでした。
ご飯がいたみたいになっていておかしな感じですが、
この冷えたご飯が米の味をしっかり感じさせてくれます。
歯ごたえもあってとても食べごたえがある。
しかも保温でどうしても出てしまう「お米が古い感じの匂い」が、
朝炊いたご飯なのにまったくない。
これから我が家は「冷や飯」を喜んで食べることになりそうです。
保温無しで省エネ実現でき、
しかもご飯がすごく美味しく、
米が釜にこびりつかずにきれいによそえるという一石二鳥ならぬ三鳥です。
気になった方はぜひ、
だまされたと思って保温を切ってみて下さい。
本当にだまされたと感じた方はごめんなさい(笑)
というわけで、
本日は炊飯器のエラーによって教えてもらった「冷や飯」の極意?
でございました。