北海道での時間もあっという間に後半に入ってしまいました。
そして今回のご報告はツアーの中でもうづめさんが最も準備に奮闘してくださった場所のようでした。
そしてコンサートのために陰ながらずっと以前から動いて下さっていた竹本さんと季里さんに、本当に本当に感謝しております。
それでは、報告記事をどうぞ。

拠点のうづめさん宅を出発して、目指すのは道内でも更に北。やっぱりこの日も良い天気でした。
途中で休憩をして、まずは音合せのために「季里」さんご夫妻のお店「ベッカライ麦々堂」というところが目的地。

こちらでおいしいおいしい3種類のパンをごちそうになり、
みんなでやる曲の打ち合わせをする。
その影で宝の宝庫になっている季里さんのお宅の楽器たちが気になって気になって・・・。

こちらが旭川のご活躍中のオカリナ奏者「季里」さん(左)です。手前でカメラのピントを奪っているのが季里さんの相棒のオカリナの一本です。そして驚いたことに季里さんも木村オカリナを使われていました。
この「季里」さんとは10年以上前にネットで知り合っておりました。
シーリーノートというブログをしておられ、そのトップに貼られていたインコさんの姿に引かれ、お友達になっていました。
当時の僕はまだ人と直接関わることは嫌だったので、生涯会うことはないだろうと思える場所の人ならすんなりお友達になる・・・。そんなアバター的思考で知り合ったというわけですね。(大暴露)
でもまさかの展開!お会いすることになっちゃいました(笑)

なんだかワクワクするような町並みを歩いて、ホテルから会場の「じゃずそば放哉」さんを目指します。
街頭からは何やらラジオっぽいものが流れ、そこから演歌っぽいフレーズが聞こえ・・・なんかいいぞ。
その先にあるのは寒い空気と無言の人たちと温かいラーメンでしょ(何だこの物語は・・・)

あれこれ想像しつつ歩いていると、着いた。
こちらがこの日の会場です。


中に入るとそこには素敵な空間が広々と広がっていました。
グランドピアノもあり、横長で安全に広く使えるステージ。非常にありがたい。
ここに入るまでに商業ビルって感じの入り口と通路を通るのですが、中にはいると全くの別世界が広がっている。
そしてここ、響きがとっても良かったです。浜松のB-flatで何度も演奏させてもらっていると、音の響き方(特にピアノ)を意識できるようになっていました。放哉さんも似た雰囲気で、耳に優しくそれでもよく響く部屋でした。



リハ中のりょうこさんと季里さんです。

コーヒーを頂きながら、出番を待っていました。
自分の音合せが終わると、飲みかけのコーヒーの姿がどこにもない・・・。残念回収されてしまっていました(笑)
うづめさんのオリジナルは日常から展開する世界と、英語の歌を心地よい音で歌われる世界。
季里さんの演奏はアイリッシュの世界。
えんじろうは和風世界。
多分そんな感じかなと思いますが、それをりょうこさんのピアノが連携させる。
しんみりと、調子よく、真面目に、ずっこけに、かなり盛りだくさんの内容だったと感じます。
放哉さんの空間演出もあってなのか、特別感がいっぱい入っていた幸せな時間だったと思いました。

僕の手拍子応答コーナーを、何気なく季里さんが引き継いでくださったことが嬉しかった。
恐怖の無茶振りになんとか着いて行けたときが嬉しかった。
お話をするときのお客様の笑いがほっとした。
演奏後のオカリナ談義がオカリナたちが嬉しそうで、嬉しかった。
音響の方が言ってくださいました。
「みなさんが気持ちよさそうに演奏する姿を見て、僕は気持ちが良かった」と・・・。
なんだか名言に感じました。


唐突に、ラストを飾るのはやっぱりこれでしょう!
というわけで、宿から近くにあった旭川ラーメンのお店「味特」さんで、
とっても懐かしい雰囲気の漂う醤油ラーメンを頂きました。
旭川ラーメン、結構好きになりました。